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読み物 > パリ留学日記 > 10. パリの友達
10. パリの友達
投稿者: Sachiko 掲載日: 2004-10-17 (3290 回閲覧)
「口を開かなければいい男なのにねえ・・・」
世の中には、顔に似使わない性格をもって生まれた人というのがたくさんいるんだろう。地味な顔に派手な性格、鬼のような顔なのにやさしい奴。 とにかく、パターンはいろいろある。
こんなにも外見と中身が違う人間を見たことがない。それはジルだ。

ジル変な奴……ジル
初めて会ったのは4年前。いとこのユキちゃんの家だ。
ジルは19歳になりたてで、それはそれは美しかった。
日本語を学ぶ為に来ていたジルとは日本では2,3回しか会わなかったが、その後私がパリに旅行に行き、仲良くなった。
彼は身長185センチで、古典的な美しい顔をしている。しかし、神様は彼にとんでもない性格を与えてしまった。この顔を見ていったい誰がこの性格を想像できるだろうか?
ジルは変な奴だ。どういうふうに変かというと……とにかく変だ。私もかなり変な奴だが、ジルには完全に負けてしまった。

 私がパリに住んでから「***さんの紹介でお電話をしました。 パリを案内してくださいませんか?」と電話をもらうことが度々あった。
きっと海外に住んだ人なら経験があるだろう。私は見知らぬ人と出会うことは決して嫌いではないので、喜んでガイドを引き受けた。
パリ近郊に行く時は、ジルにアルバイトで車を出してもらった。
4月下旬、高校時代の友人が新婚旅行でパリにやって来た。彼女たちの訪問は私にとって喜ばしいことだった。
ある日、パリ郊外のモネの家のあるジベルニーに行くことになった。もちろんジルの車に乗ってである。
最初はおとなしかったジルも案の定すっかり変な奴になり、ジルの美しさに緊張していた友人夫婦も、すっかりジルと仲良しになった。
彼女たちのビデオカメラは、完全にジルと私のおもちゃになっていた。
モネの家の中でもさんざん騒ぎまくり、 私達はあの有名な“睡蓮の池“へと向かった。
高まるだけ高まったジルのテンションはもうどうにもできない。
彼はいきなり走り出して橋の手すりをまたぎ、馬乗りになっておふざけを始めた。
「あー!!」
ジルが大声をあげた。
ジャンパーをめくりあげた時に彼の財布が池の中へ落ちてしまった。 彼はあわてて財布をすくい取るための網を捜しに飛んでいった。
私と新郎は財布を見失わないようにその場でじっとしていた。不幸なことに財布の中身がかなり重いらしくドンドン沈んでいく。
突然、新郎がズボンを脱ぎだして池の中へ入っていった。
池の底は泥だらけでかなり深い。財布を手で掴みあげることは困難だ。

しかし幸いなことに新郎にはある特技があった。それは“足ジャンケン”だ。彼は足の指を自由自在に操る事が出来たのだ。足の指をチョキの形にして財布を拾い上げた。私は思わず大歓声を上げた。
ふと新婦のほうを見ると、彼女は真剣な面持ちで一心不乱でビデオカメラを回し続けていた。
それからまもなくしてジルが大きな網を持って走ってきた(かなりおおぼけ)。
拾い出された財布を見つけるとへなへなと座り込んでしまった。
財布の中にはお金はもちろんのことクレジットカード、身分証明書、明日の撮影場所のアドレス、などなど大切なものばかり入っていた。
ジルは自分の為にパンツ姿になって池に入ってくれた新郎に向かって、土下座で“ありがとう”を連呼しまくった。
でも新郎、新婦はパンツ姿でモネの池に入るという素晴らしい体験ができた事と、その一部始終をビデオに収めることができた事に喜んでいたに違いない。
それから数分後、さっきまでの青ざめた顔がうそのようにジルはまた変な奴になっていた。
ホント、だまっていればいい男なのにね!!
 ちなみに新郎のパンツはハネムーンらしく可愛いピンク色のトランクスでした。

SACHIKOのお友達・SACHIKOのおホモ達

中級クラスに進むと、みんなある程度会話ができるので、友達もできやすかった。
留学生同士一人住まいが多かったので、お互いにパーティーを開いて招きあうことが多かった。
私の華麗なる女中部屋でも2回大きなパーティーを開いた。
あれだけの人数がよくもまあ入れたと思うが(私の部屋は25平米)、1回目は10人ほど招いた。日本食に全員が興味を示し、喜んで来てくれた。
“天ぷら、サラダ、コロッケ、スキヤキ”比較的外国人にも食べやすいものを選んだので、みんなよろこんで食べてくれた。
メインのスキヤキの為に生卵を10個、それぞれの器に割り終えた時、みんなが静かになっていることに気付いた。
「それ、何に使うの」
スキヤキは生卵につけて食べるのだと説明した。
すると全員が大騒ぎで気持ち悪くて食べられないと言い出した。
スエーデン、コロンビア、韓国、スコットランド、日本、この5カ国の人間がいたが、日本人を除いて全員が気持ち悪がった。結局私を含む3人の日本人が半分気持ち悪くなりながら卵を平らげた。

2度目のパーティーは、タイ人3人と私の一番の仲良しスコットランド出身のウッディー、フランス人、日本人のメンバーだった。
お寿司を食べてみたいというので手巻き寿司をメインにした。アジア人が多いと気が楽だ。味覚が似ているので何でも食べてくれる。
ウッディはヨーロッパ人だがアジアの味が大好きだ。そして箸の使い方もとても上手だ。
私にはタイ人の友達が多い。みんな優しくいい子ばかりだ。特にタイのゲイの男の子とは大親友である。
彼はフランス男性の所にお嫁入りの形でやってきて、彼と一緒に生活をしている。もちろん自分の夢もあるので、勉強もよくやっている。

おHOMOだち私は彼らの家によく遊びに行った。
彼の作るタイ家庭料理は最高だ。私のたべっぷりが見事なので、よく私を食事に誘ってくれた。
私は毎朝学校に行くたびに、彼に服装をチェックされる。
普段、私はジーンズ、セーターにノーメイクなので、たまにちゃんと化粧をしてハイヒールとスカートで学校へ行くと
「SACHIKO、凄く素敵よ。毎日こうしなさいよ」
と、喜んでくれる。
日本でもゲイのお兄様たちにさんざん可愛がってもらった(?)私だったが、気がついたらパリでも仲良しの男友達はゲイばかりだった。

日本では、ゲイの男の子の友達を欲しがる女性が多いらしい。 でも私のような状況も考え物ではないだろうか?
パリでも日本でも私の周辺には男の人だらけ。しかも不毛の愛だ。
おホモ達に話したら「いいじゃないのよ。あたしはねSACHIKOが一番すきなんだから。きっとみんなそうよ」 と、慰められてしまった。
そうか…実は私はモテモテだったのだ。
でも、それって、ちょっと悲しいよね。早く不毛の愛から抜け出なければ!!

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