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読み物 > 日本大使館&フランス大使館に潜入! > 日本大使館でコンサート!
日本大使館でコンサート!
投稿者: Sachiko 掲載日: 2004-10-24 (3751 回閲覧)
2000年6月6日 20時30分開演
Service Culturel et d'Information de l'ambasade du Japon en France
(日本大使館・文化広報部)

出演
1部 Jacques FAVART  ジャック・ファヴァー
2部 Sachiko KAIYAMA  貝山幸子     

ピアノ:Jean-Louis BEYDON ジョンルイ・ベドン
アクロバット:サブリミット(ガッツとヨーコ)


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豪華なシャンデリア
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鏡の前でお澄まし
シャンゼリゼ、凱旋門のすぐ横のrue de Tilsitt(Tilsitt通り)にある大使館文化広報部。
この中にあるレセプションサロンが会場。ナポレオン3世スタイルのサロンで全て本物(つまりレプリカではないという事)、フランス文化省指定文化財。
パリに住んでいたときここであったコンサートや芝居を見に何度か来たことがあった。“豪華だなー!”と、思っていたけどここまで凄い建物だったとは知らなかった。シャンデリアの凄さにみとれちゃう。
文化省指定文化財なので壁・天井に打ち付けたり立てかけたりしてはいけないそうだ。今回はシャンソンのコンサートだからセットも照明もシンプルに設定できるけれど、芝居やダンスの公演をする事もあるところなので、使い勝手は大変そう。壁一面に鏡があるしね(鏡の写真)。
テラスに出ると凱旋門の横顔が何の障害物もなく見える。なんと、凱旋門広場に面しているのですぞ。フランスの一等地にこんな素晴らしい物を持っているなんて。
コンサートの翌日、私とガッツとヨーコはそのテラスで写真を撮らせてもらいました。

リハーサル
リハーサルはコンサート4日前1回と当日1回。ピアニストのジョンルイとは初対面。
日本から楽譜を送っていたはずなのに、郵便局のストがあってなんとまだジョンルイの手元に届いていなかった(郵便局のストライキってフランスは結構多いんだよね。 かなり複雑にアレンジしているので楽譜が届いていないと聞いて“ぎょっ!”)。
でも心配無用だった。ジャンルイさんは売れっ子のピアニスト。パリ在住の音楽ジャーナリスト長南さんに言わせると“彼のピアノで歌えるなんてラッキーだよ”との事。確かに素晴らしかった。

特にシャンソンになると私をぐいぐい引っ張っていってくれて、普段は出せないような力強い声をだせたような気がする。私の感情がまるでわかるかのようにまさに“かゆい所まで手が届く”という感じ。
“SACHIKOはジャックブレルの曲は歌わないの?”とジョンルイが聞いた。 私は歌える曲名を3、4曲あげた。
そして急遽、“quand on a que l'amour (愛しかない時)“を歌う事になった。
この日のリハーサルは2時間弱。最後にアンコール用のジャックさんとのデュエット曲を歌って終了。
そこへ、ジャックさんのマネージャーのフランソワーズさんが、コンサートの招待名簿を持ってやってきた。

本番を迎えるまで
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ピアニスト、ジャン・ルイと
リハーサルで会場に入った時から “思っていたよりずっとオフィシャルだなあ・・・”と、思ってたけど・・・・コンサート当日には日本大使御夫妻をはじめ在仏の日本のお偉いさん、そして音楽関係者(シャンソン系)などいろいろ。 もちろん、一般のお客様も。もう予約で満席だと聞かされた。
このコンサートは全てジャックさんサイドで取り仕切っていて、私はゲスト扱いだったのでステージ上の事以外はタッチしていなかったのです。 だから全てお膳立てされていて歌うのみ。
全部、フランソワーズさんと大使館の担当者である小谷さんがやってくれました。
でもでもそれって結構プレッシャー。
いろいろ考えると何にも進まないので、曲目を決めるのも物凄く悩んでしまった。

プログラムや宣伝の関係上、コンサートの曲目を1ヶ月前には提出しなければいけなかった。 “これはフランス人に受けるかな?”などと考え始めると煮詰まってしまう。 結局、私がここパリで歌いたい歌をピックアップしてみた。
もちろん、私がライフワークにしようとしている服部良一の曲。そして縁があって(と勝手に思い込んでいるんだけど)、同じアパルトマンに住んでいたエディット・ピアフの曲をメインに、45分位のプログラムにまとめた。
服部良一メロディーはフランス語、シャンソンは日本語で歌う事にした。
パリに長い間住んでみて思ったけど、シャンソン・ノスタルジック(日本でいうシャンソンはこのジャンルに入る)に日本語の歌詞がついて多くの日本人に歌われている事をフランス人は知らない。 ジャズやボサノバといったような一つの音楽のジャンルとして確立されていると説明すると驚いていた。 誰もが知っているシャンソンを日本語で歌うとみんな大喜びしてくれた。 だから、ピアフのシャンソンは日本語で歌う事にした。 日本語で歌ったほうが感情移入しやすいのは確かだからね。日本語で歌うピアフの歌をどういう風に受け止めてもらえるのか興味もあったし・・・。

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ジャックさんと
やってきましたコンサート当日
前日までの雨がやんで、いいお天気。パリの友人達も勢ぞろいで来てくれた。
最前列は大使御夫妻をはじめとするおえらい方達。 スポットライトで目潰し状態だったので客席が全く見えなかった。 一曲目を歌い終えてお辞儀をすると大きな拍手!! お客様の数は約100名。約2割が日本人、8割がフランス人。 ジャックさんのステージが終わって15分の休憩の間にお客様が帰ってしまったら どうしようとマジで不安だったけど、拍手の音を聞いて一安心。 お客様はみんな残っていてくれた。 でも、こんな事を考えていたんだから私には結構余裕があったのかもしれないね。
【曲目】
1.Croque la lune(月を噛む)
ケベック出身の女優、キャロルロールが歌った歌。 15〜16年位前の歌。8年前この曲を聴いた時に私はフランスへ行く事を決意したのです。

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幸子歌う
2.Tokyo boogie woogie(東京ブギ)
ご存知、服部良一作品。フランス語の歌詞で歌ってます。 服部良一作品に関しては、作詞の方全員にコンタクトを取って正式に歌える許可をいただいてるのです。今回はジャズ風に歌いました。

3.Suzhou Selenade(蘇州夜曲)
最近ウーロン茶のコマーシャルで中国語で歌われてる。 フランス語もなかなかいい雰囲気ですよ。これはアジアっぽいメロディーを前面に押し出しました。

4.Monsieur le Bonze(山寺の和尚さん)
この歌、服部良一作品なんですよ。 日本のピアニスト高島正明さんのアレンジ。 少しホラーっぽい雰囲気。山寺の和尚さんは奥が深い曲です。フランス語で。

5.ゴンドラの歌─待ちぼうけ─宵待草

6.Mon homme s'appelle Trompette(私のトランペット)
服部作品。淡屋のり子が歌った歌。甘い調べで切ない曲です。この曲が一番良かったというお言葉をいろんな人からいただいた。
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ガッツとヨーコ
7.Quand on a que l'amour(愛しかない時)
ジャックブレルが歌った曲。ピアニストのジョンルイのリクエストで急遽この曲が入りました。セリーヌ・ディオンが数年前にオランピア劇場のコンサートでラストに歌っていた。 あんなに張り上げて歌えないと思っていたけど、ジャンルイのリードが素晴らしく、いつになく朗々と歌い上げられた気がする。

8.Padam Padam(パダンパダン)
ガッツとヨーコのアクロバットがこの曲で入りました。ピアフの名曲。シャンデリアがあったりスペースが限られていたりとアクロバットには難しい状況で、 素晴らしい演技を見せてくれた二人。 研ぎ澄まされた肉体と切れのいい演技。うーん、素晴らしかった。

9・La Foule(群集)
もともと南米の曲でそれをピアフが歌ってフランスで有名になった。 フランス人はこの曲が大好き。私はこの曲をもう10年くらい歌いつづけている。

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いただいたお花
10.Mon dieu(私の神様)
ピアフが恋人を飛行機事故で無くしたときの気持ちを込めて歌った曲。神様、愛する人を私から奪わないで! と歌い上げる。 実はこの曲は思い出の曲。昨年なくなった友人に捧げる気持ちで歌った。 パリでこういう風に歌う姿を彼女が見たら、きっと一番喜んでくれたに違いない。いろいろな感情が込み上げてきた。

話で笑いをとろうと思ったけれど、さすがにこの状況でフランス語で笑いは取れなかった。
でもお客様はとっても温かくて 涙がでるほどたくさんの拍手をいただきました。パチパチ! 大使御夫妻からはお褒めのお言葉をいただきました。 終演後はいろいろとお名刺をもらって、さらなる展開がある事を期待している私です。
まあ、とにかく無事終わってよかった。物凄くいいプロモーションになったと思う。
ジャックさんは7月、10日間アヴィニョンのフェスティバルでコンサート。 その間私も遊びに行く予定。またまたいろいろな人と知り合えるかな?
来年はアヴィニョンで歌いたいなあ。

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